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住居+アトリエ+パン工房・カフェ
Kanagawa, Japan 2010
所在地  :神奈川県川崎市
構造・規模:RC造 B1F.3F 172.99㎡
施工   :桃山建設

都市のコンテクストを引き込む

敷地は多摩川にほど近く田園都市線沿いに位置し、南側に公道と電車の高架があり、街のアクティビティと鼓動が1日の時間と共に移ろいでいく。
接道は北側の3m 強の公道。セットバックの必要があるものの、頻繁に車が通ることもなく、プライベートな屋外空間あるいは、昔ながらの路地裏という風情だった。
東西には住宅が隣接するものの、南北にまったく違った顔をもつ敷地に対し、どう閉じ、どう開くかは土地に導かれるように自然に決まっていった。
正対する住宅のある北側には閉じ、外部からの視線が動いていく南側に対しては躊躇なく開くということである。
この建築のプログラムは、プライベートな住宅(自邸)でありながら1階と地下にパブリックな要素を内包している。
地下に私のアトリエ、1階に建築のギャラリーと妻のアトリエ(パン工房)とを併せもつ。
路地を通り抜けるような感覚で出入口を2カ所設け、南面をガラスのカーテンウォールにすることにより、北側のエントランスから1階に入った来客の視線は、ドライエリアのヒメシャラの緑越しに外部の街並みまで突き抜ける仕掛けをつくった。
一瞬、そこが内部なのか外部なのか分からなくなるような、あいまいな空間を意図した。
すなわち、住宅の一部に都市のコンテクストを引き込む操作を試みたわけである。

平面スタディの過程

静形(求心性)
1辺7.5mの「正方形」
からスタート。
動形(回転性)
敷地に平行とし、
平行四辺形に変形。
線形(軸方向性)
南北方向に引き延ばす
クレバス(誘引性)
クレバスをつくることで、北側はエントランスに人を、南側は光と風を室内に誘引する。

テリトリーを生み出す仕掛け

この住宅は大きく3つの要素(ふたつのアトリエと住宅)を内包するが、それぞれのテリトリーは水平・垂直方向ともに1階の階段室のスチールシートで覆われたヴォリュームにより、生み出されている。
この階段室は、独立していながら垂直空間としては地下から3階までを緩やかにつなげる装置でもある。
1階から3階までを貫く螺旋階段は直上のトップライトに向かい上昇していき、各室はこの階段室を中心に展開している。
構造としては、甲殻類のように外周の壁とスラブのみで構成されているので、インフィルの更新は比較的自由である。
ふたりの姉弟が独立していくであろう数年後には、また新たなプログラムがこの建築の中に生まれているかもしれない。
(大藪元宏)

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